■ペレットストーブのマザーボードの交換■

テルモロッシのエコサーモと言えマザーボードを交換する必要がある場合があります。

トラブルの原因は大きく分けて3つ。初期不良または操作ミス(特にストーブが冷めていないのにメインスイッチを切ったりする)、静電気の滞留・放電による電子機器への損傷に分けられます。アースの設置は義務づけられていますので再確認して下さい。

兆候としては下記現象が見受けられる場合には疑って下さい。

■「OFF」になっても燃料が少しづつ落ちてくる。(朝になるとペレットが溜まっている)

■排気ファン回転遅い。急に遅くなる。(「AL OP」エラーになる。)

■動きがおかしい。(原因不明)

マザーボード交換は簡単ですので下記の通りご説明いたします。但し実際の交換は代理店にて実施して下さい。アースを設置していない場合、保証期間内でも保証は受けられません。

■エコサーモ1000の場合

エコサーモ1000については下記を参照して下さい。

初めに全ての作業は必ずコンセントを抜いてから行って下さい。また静電気などを与えないようにして下さい。接点復活スプレーおよびテスターは必ず携帯して下さい。

<マザーボードの交換手順>

ペレットストーブ
マザーボード側

ストーブに向かって右のサイドパネルを外すと送風ファンの上にステンレスのボックスカバーがあります。ここにマザーボードが装着されています。


ペレットストーブ
カバーを外す

マザーボードが装着されているステンレスカバーの上下2本のネジを外してカバーを取り除きます。


ペレットストーブ
マザーボード

こちらがエコサーモ1000のマザーボードです。生産ロット(時期)により部品が違う場合があります。写真と違う場合でも不良ではございません。

注意:コネクターは再組の際に配線を間違えないようデジカメなどで残して下さい。


ペレットストーブ
全てのコネクターを外す

マザーボードへ差し込まれている全てのコネクターを外して下さい。基盤を傷めないよう注意して下さい。


ペレットストーブ
マザーボードを取り外す

マザーボード本体はストーブ本体フレーム側の2本のネジをはずすと本より取り外せます。


ペレットストーブ
取り外し

これで取り外し完了です。新しいマザーボードの取り付けは今の手順と逆になります。交換の際、各コネクターには接点復活スプレーを施して下さい。腐食による誤作動を防止します。

※接点復活材の穴への塗布ははみ出た部分は拭き取って下さい。余分な液剤が残っていると隣接のターミナル同士が通電して動作不良を起こす場合があります。


ペレットストーブ
エコサーモ1000マザーボード