■ストーブが動かない
2003年11月にN大学へ設置したエコサーモ8000が動かないとの事で不具合調査を兼ねてメンテナンス依頼がありました。その様子を報告します。
現状としては約1年半ほど運転をしておらず、ストーブの管理も研究生が行っていたとのこと。
研究生も卒業していくので担当教授も現状を把握していない状況でした。
まずは天板、サイドパネルを外して排気ファンなどストーブ内がのぞけるようにしてスタートして排気ファンやヒーターなどをチェックする。
その結果
■排気ファンがほとん回転ぜず何かを巻き込んでるいるような音がする。
■ペレットが落ちてこない。
■着火ヒーターは加熱するので問題なし。
上記状態より推定出来る原因は下記の通り。
排気ファンが回らず、音がすることより異物が排気ファン内にあり吸排気が出来ず負圧(排気圧)センサーがエラーを感知してペレット供給をストップさせていると思われる。
まずは排気管を外して排気ファン内を確認する。
排気管を外して排気ファン内部を覗き込む。
一見何もないように思えたが、手で回してみると下から異物が上がって来ました。
予想は少ししていましたが可哀想なことにスズメの死骸がが出てきました。おそらく使わなくなったシーズンオフに入り込んだと思われます。
念のため横引きの排気管を覗くとここにも死骸がありました。つがいだったかも知れません。可哀想なことをしました。
この事を教授にも説明して手厚く葬って頂くことにしました。
排気管は比較的灰の堆積がすくないので簡単に掃除機で除去して、ついでにストーブ内部の点検をするとびっしり灰が溜まっており掃除が必要な状況でした。エコサーモ6000、8000の場合はこの灰溜をきれいにしとかないと、後で燃焼室分解など大変な作業が発生しますので皆さん、取扱説明書に従ってきちんと掃除して下さい。
全ての作業を終了して後日、鳥よけのネットを追加する事にしました。細かいメッシュですと煤で詰まり易いので、煤が詰まらず鳥が入らない大きさのメッシュにすることがポイントです。
皆さん覚えといて下さい。
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