■42℃センサー(サーモスタット)のトラブル
テルモロッシのエコサーモ1000、3001シリーズで最近多いトラブルは42℃センサーによるトラブルが増えています。42℃センサーは燃焼室の側面付近に装着されていますが、その名の通り42℃の温度を感知するものです。仕組みは単純でバイメタルと言って熱による金属の変形を利用したサーモスタットです。私が推定する故障の原因は42℃の低温で変化するセンサーに対して高温が加熱されされた事によるもと思われます。
テルモロッシのエコサーモをお使いのお客様においては、おそらく使い方がポイントです。
使い方というのは火力レベルと温風レベルのバランスの事です。
エコサーモは燃焼室の壁に風を当てて熱交換したものを送風しています。
つまり火力が強くて、温風が弱いと燃焼室壁は高温になるだけでなく、排気温度も高くなりますので排気から沢山の熱量を捨てていることになります。
燃焼室壁が必要以上に高温になるので42℃センサーの耐久性を短くします。
ズバリ!温風レベルは常に最大レベルで回しましょう。
国産ペレットストーブの中には常に最強レベル(固定)で送風ファンを稼働させるメーカーもあります。音は確かにうるさいですがストーブ内部の過熱防止には理想的です。
ペレットストーブの豆知識として覚えておいて下さい。
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