■ペレットストーブの安全装置■

ペレットストーブには機能に合わせて様々な安全装置(センサー)が装着されています。問題を感知すると自動的に消火モードになるのが一般的です。テルモロッシもエラーを表示して消火モードになります。どの様な安全装置があるのか簡単にご説明いたします。

下記はエコサーモ3000と3001の内部の様子です。

ペレットストーブ
ET3000と3001の内部装置

■42℃センサー

ペレットストーブ
42℃センサー

42℃センサーはサーモスタットです。燃焼室の外壁に取付けられており、42℃を感知するとストーブは火が着いたと判断します。逆に42℃を下回ると火が消えたと判断しますので消火の安全確認、燃焼中の突然の消火などのセンサーの役目をします。


■排気温度センサー

ペレットストーブ
排気温度センサー

排気温度センサーは左の写真のオレンジの部分に差し込まれているセンサーです。排気温度を測定しています。これは最新のモデル「モナムール」や上位機種「ドリカ」などに使用され、42℃センサーの代わりにより正確に着火・消火を確認する為のセンサーです。


■95℃センサー

ペレットストーブ
95℃センサー

95℃センサーはストーブ内部の上部についています。これはストーブ内部が95℃に達すると内部を冷やすために強制的に送風(温風)ファンを最大で回します。

火力レベルが大きく送風ファンレベルが小さい時に起こりやすくなります。効率的に熱交換させる為には火力を小さく、温風を大きくしてお使いください。


■125℃センサー

ペレットストーブ
125℃センサー

125℃センサーはペレットを巻き上げるオーガスクリューの外装部に付いています。これは95℃センサーが働く様な状態を長時間続けたり、何らかの原因で排気(熱気)がペレットタンク側へ伝わった時、ペレットの供給を強制的に止めます。


ペレットストーブ
背面パネル

125℃センサーが働くとストーブ背面の赤いLEDランプが点灯します。

メインスイッチを入れた状態でストーブが冷めたらリセットボタンを押して下さい。


■圧力(負圧)センサー

ペレットストーブ
圧力(負圧)センサー

ペレットストーブの燃焼室は常に負圧になる様に設計されています。燃焼中に煙が室内に漏れ出したり、ペレットタンクへ火が回らないのはこのためです。

排気経路に障害があったり、排気ファンの回転が弱まったりすると安全な負圧を維持出来なくなり、強制的にペレットの供給を止め消火モードになり消火します。


■排気ファン回転センサー

ペレットストーブ
排気ファン回転センサー

モナムールの排気ファンのモーターには回転センサーが付いています。回転が異常な場合にエラー表示で知らせます。

解決できない場合は交換が必要になります。


■感震センサー

ペレットストーブ
感震センサー

現在、モナムールのみに装着されています。震度4~5程度の揺れを感じたらストーブは自動的に消火モードになります。

取付位置は現在ストーブのベースプレートの位置変更しています。(国内にて施工)


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