■ペレットストーブの設置■
ペレットストーブの設置は一定の基準、法令に従って設置しなければなりません。ここでは設置に関する法令と共にテルモロッシ、カリマックスそれぞれのメーカー基準について説明いたします。これをご覧になりどの様な設置が可能か参考にして下さい。具体的な設置については代理店のエコサーモフレンドへご相談下さい。
■テルモロッシのペレットストーブ・エコサーモの場合
テルモロッシのエコサーモシリーズの場合、メーカーが推奨する壁や家具との離隔距離は次の通りです。ただし燃えやすい可燃物は近くに置かないで下さい。
またストーブの下には遮熱板や耐熱板などの下敷きを敷いて下さい。
■側面:20cm以上
■背面:20cm以上
■正面:80cm以上
■ペレットストーブの設置基準
ペレットストーブの設置基準はこれまで明確な基準・法令がありませんでした。というより薪ストーブなどと同じように扱われることが多くペレットストーブの安全性とは関係なしに実態とはかけ離れた基準となっておりました。ところが平成24年8月環境省が発行したガイドラインにより実態に近い基準が示されております。今後の設置については下記ガイドラインに沿って施工をお願いいたします。また建築検査などで設置基準を求められた場合はこのガイドラインに従ってご説明することをお勧めいたします。
但し新築時は事前に下記のような確認が必要ですので今一度ご確認下さい。
■設置をする前に設置する自治体の建築主事や消防本部に対して上記要領書等とペレットクラ
ブ制定の設置推奨基準の内容を説明して下さい。
■各法令と条例に適合しているか確認して下さい。不足であれば適切な指導を受けて下さい。
■必要な対応を図ったのち最終的には再度官公庁の確認を受けた上で設置して下さい。
■ペレットストーブには電子部品があります。必ずアースを設置して下さい。
■建築設計事務所、工務店様向けハンドブック
ユーロストーブも会員となっている「北海道木質ペレット推進協議会」さんが制作した業者様向けの「ペレットストーブ・薪ストーブの設置・施工ハンドブック」が2020年1月に発行されました。一般公開も了解いただきましたので参照して下さい。
一般の方も知って頂きたい情報が掲載されています。
■ペレットストーブ設置における内装制限
ペレットストーブを設置する部屋の内装は下記法令に従って設置して下さい。
■ペレットストーブの煙突・排気筒の設置基準
ペレットストーブには煙突・排気筒が必要です。設置基準については薪ストーブとは異なる法令がございます。
■テルモロッシのペレットストーブ表面温度
テルモロッシのペレットストーブの表面温度をサーモカメラで撮影した実例です。基本的に全機種同様の設計ですので参考にして下さい。
■ペレットストーブ設置時の電気的配慮について
ペレットストーブの設置においてアースは必ず設置して下さい。この際ご注意して頂きたいのは、着火ヒーターが劣化するとヒーターがショートして内蔵されたヒューズが切れる場合がございます。この時アースを設置している事により住宅の電源ボックスの漏電ブレーカーが落ちます。
気を付けて頂きたいのは生き物を飼われていたりして何かしらの電気器具(暖房や酸素ポンプ等)をお使いの場合は切れてしまいます。
この様な場合に備えて漏電ブレーカー付きコンセントタップのご使用をお勧めします。