■ドアガラスの交換■
ペレットストーブのドアには炎を見せるために耐熱ガラスが使用されております。テルモロッシのエコサーモはガラスが大きく炎を十分楽しめます。万が一誤ってガラスを割ってしまった場合は下記の要領で交換して下さい。
以下はET1000の例ですが、ET3001も同じ要領です。但しET3001はドアシールを抜く必要はございません。
■エコサーモ1000のドアガラスの交換■
エコサーモはFE式ですのでガラスにヒビが入った程度では燃焼に問題はありませんが穴があいてしまったような場合はご使用を止めてガラスを交換して下さい。
■ドアの取外し
ドアを半開きにします。
ドア左側のヒンジピンからドアを抜きます。
ドア全体を持ち上げると上側のヒンジピンがら外れます。
上側のヒンジピンがら外れたら左の写真のように少しずらします。
下側のピンから外す為には、今度はドア全体を下側に引き下ろします。
下側のピンから外せるとドア全体を外せます。
取付けは逆の手順になります。
最初に下側のピンへ挿入して、ドアを持ち上げて上側のピンへ挿入します。
組み付けが終わったらドアの開閉を確認して下さい。締りが硬いようでしたら下の説明にある
ドアシールを溝へ出来るだけ押し込んで下さい。
■ガラスの交換
まずはストーブ本体からドアを外して下さい。ドアはヒンジ側のピンに引っ掛けてあるだけですのでドアを上に持ち上げると外せます。最初に上のヒンジ側から外して、上が外れたら少し下に下ろしと外れます。
はずしたらやわらかい緩衝材の上に置いて下さい。
ガラスウールのガスケット(シール)を継ぎ目から引き抜いて下さい。
ガスケットを外したらその下にガラスを固定しているプレートがネジで固定されているので、このネジ8箇所すべて外して下さい。
固定プレートを外したら新しいガラスに交換して下さい。
再びガラスを固定します。
このときドア(ガラス)の上下4箇所の固定用ネジは緩めに固定して下さい。これは大事なポイントです!ガラスを固定する全てのネジ(8箇所)を強く閉めるとガスケットの挿入が不十分な場合、そのままドアを閉めるとドアのフレームが歪み、ガラスが割れてしまう場合があります。エコサーモ1000の場合ドアのガスケットが厚く、ドアフレームは板金ですのでドアを閉める際、ドアフレームがどうしても歪みます。そこでガラス上下の固定用ネジは緩めにしてドアの歪みからガラスを逃がしておくことが大事になります。
ガラスを固定したらガスケットを元に戻して下さい。
※ガスケットの戻しが不十分、不均一ですとドアをロックした際ドアフレームが歪み、再びガラスが割れてしまう可能性があります。
ガスケット溝にしっかり押し込んで下さい。またドラバーを使って全周に渡って平均的な高さにして下さい。逆にドアのヒンジ側は良く押し込んで下さい。ヒンジ側のガスケットが押し込まれていないとドアの締りが硬くなります。またドアフレームが歪、ガラスが再び割れる原因になります。
ガスケットを押し込んだらドアを本体に取り付けて下さい。ドアの閉まり具合を確認して問題なければOKです。
以上で交換作業は終了です。エコサーモ3001も同様ですがこちらはガスケットは外す必要はありません。
ガラスは1000、3001とも共通です。
ガラスの価格:22,000円(税抜)※工賃は含まれておりません。