■室内に煤が落ちている

お客様から「室内に黒い煤が落ちているのでストーブのドアシールや掃除口から漏れているのではないか」とのお問い合わせを受けた事がございます。

まず、燃焼中はストーブ燃焼室は排気ファンにより負圧となっております。また最低限の負圧レベルを負圧センサーで監視しております。

つまり、正常に燃焼中であればストーブから煤や煙(排気)が漏れ出すことはありえません。それでは床に煤が落ちるている原因を過去の事例から解説します。

■掃除機による拡散

日々のストーブの掃除の際、家庭用の掃除機を使われている方が多いと思いますが、煤は非常に粒子が細かいため、掃除機のフィルターを通過する場合がございます。このフィルターをまめに掃除しないと排気口から室内に拡散させてしまう場合がございます。単純な話ですがお掃除の際はフィルターや排気状況をチェックして下さい。

■通気口からの吹き込み

これはストーブの設置の際に気を付けなければいけない事ですが、屋外の排気筒のトップ近くに室内の様の通気口(換気口)が設けられている場合で室内が負圧となる場合に煙突トップから排出された煤が通気口から吸い込まれる場合がございます。通気口を閉め忘れているとこの様な事が起こります。

但し、本来通気口は開けておくべき設備です。特にFE式のストーブの場合は屋外の空気を取り込んで室内の負圧レベルを低減する事は必要な事ですので、ストーブ設置前に検討しておくべき内容です。

■煙突内の煤を吸い込む

これはFE式ストーブと建物の気密性が高くかつ室内の負圧レベルが大きい換気システムを使用している場合に起こる場合がございます。

FE式ストーブのにも吸気口は設けられており、屋外の空気を取り込めるようになっています。しかしながら室内の負圧レベルが大きいとペレットタンクやドアガラス、着火ヒーター周りなどから室内に吸い込まれ、着火失敗の原因となりますのでFE式ストーブの場合は吸気口と屋外をダクトで繋ぐ事は良くありません。特に着火時は注意が必要です。

一方でこの吸気口と煙突は繋がっています。室内の負圧レベルが大きく部屋に十分な通気口が無い場合、屋外の空気を煙突を通じて吸い込み、ストーブの吸気口から室内に排出される事になります。シーズン終了間際や燃焼終了後すぐ(排気ファン停止)など煙突内に煤が浮遊している場合がございますので、この浮遊している煤が室内に排出される事がございます。

高気密・高断熱は良いのですが室内が負圧になるような換気システムは避けなければなりません。FF式ストーブでも過信するとトラブルを引き起こします。

今一度ストーブ設置前に設置環境を確認して下さい。

下記もお読み頂けると幸いです。