■エラー表示・メッセージ■

テルモロッシのペレットストーブには各種のセンサーが装着されておりますので燃焼中に不具合が生じるとエラーを表示あるいは音声メッセージにてお知らせして運転を停止します。(消火モードへ切り替わります。)

■各機種のエラー表示

ここではサーモコンフォートタイプ(ペレットタンク上部に操作パネルがあるタイプ)を中心に解説いたします。

「AL AC」エラー

「AL AC」の表示は着火に失敗した時に表示されます。これはスタートボタンを押してから約20分後に42℃センサー部が42℃に達していないと表示され運転を停止します。(消火モードになります。)消火してもしてもメインスイッチでリセット(入れなおす)しないと表示は「AL AC」のままです。原因を確認して問題なければ下記手順に従ってリセットして下さい。

■火力ボタンを繰り返し押して赤いLEDがすべて消えた状態(通常のOFFの状態)にします。

■メインスイッチを一旦切って再度入れて下さい。

■燃焼皿に溜まった燃えていないペレットを取り除いて下さい。

※焦げたペレットはタンクへ絶対に戻さないで下さい。

 

ALADINOリモコンの場合はリモコンへは表示されません。下記の音声メッセージが流れますのでしっかり聞いて下さい。このアラームは連続して4回お知らせします。音声はイタリア語、英語、ドイツ語、フランス語を繰り返します。

英語は「Incorrect start up」とお知らせします。

「AL PE」エラー

こちらも42℃センサーで感知したエラーです。「AL AC」と違うのはスタートから20分が経過して通常運転モードになっている時(ディスプレイへ「ON」の表示)に何かの原因で火が消えてストーブが冷めると(42℃以下)表示されます。

ALADINOタイプは英語で「Pellets finished」とお知らせします。


主な原因は下記です。

■ペレットが無くなってしまった。

■火力レベル1(最小)の時たまたま消えてしまった。いわゆる「立ち消え」です。

 (この場合は燃焼皿に燃えていないペレットが溜まっているはずです。)

リセットは「AL AC」と同様に行って下さい。

「AL OP」エラー

「AL OP」のエラーは圧力センサーから信号が出ています。燃焼室の負圧が保たれていない時にエラー信号を出すものです。

ALADINOリモコンタイプの場合は音声メッセージで「Blocked smoke outlet」と流れます。排気経路が阻害されている可能性がありますので確認して下さい。

ただし実際には圧力以外でエラーとなる場合がございますので燃焼状態を確認して下さい。