■「AL OP」のエラー
「AL OP」のエラーは圧力センサーから信号が出ています。燃焼室の負圧が保たれていない時にエラー信号を出すものです。
ALADINOリモコンタイプの場合は音声メッセージで「Blocked smoke outlet」と流れます。排気経路が阻害されている可能性がありますので確認して下さい。
ただし実際には圧力以外でエラーとなる場合がございますので燃焼状態を確認して下さい。
エラー信号を出すタイミングは下記の通りです。
<着火ボタンを押して約2分後>
着火ボタンを押すと約2分間、排気ファンは最大で回転して排気経路、及び燃焼皿の詰りをチェックします。2分後に着火モードの回転レベル(最少回転)になります。この時に燃焼室の負圧が保たれていないと「AL OP」のエラーとなります。ここでエラーが表示される場合は下記原因が推定されます。
■排気ファンの回転が遅い
サイドパネルを外して排気ファンの回転の様子を確認して下さい。不規則な回転や止まりそうに遅い場合は排気ファンの不良が推定されます。
■圧力センサーの不良
圧力センサーの不良は殆ど確認されていません。接続端子の接触不良などが主な原因です。
<着火モード約20分後>
着火モードは機種により多少違いますが20分~25分で通常運転モードに切り替わります。この時に「AL OP」エラーとなる場合はマザーボードの不具合が原因である可能性が高いです。
<通常運転モードの時>
通常運転モードは燃焼が安定している状態です。この時に「AL OP」となる場合は下記可能性が推定されます。
■室内が負圧となった。(キッチンの換気扇を回した)
高気密住宅で第三種換気システムの場合には考えられる事態です。室内の負圧を緩和させる通気口の増設が必要です。
■煙突に突風が吹きこんだ
煙突トップをドラクリにする必要があります。
■圧力センサーの不良